「働き方改革」
とよく言われるようになった最近。
自分に合った働き方について考える方が多くなってきたのではないでしょうか?
そこで今回は、働き方として最近増えてきた「フリーランス」のデメリットとメリットについてまとめてみました。
自分に合った働き方について考えるうちに「フリーランス」ってどうなの?と思った方は、是非読み進めてみてください!
Contents
そもそもフリーランスってなに?
「フリーランス」を、Wikipediaで調べてみました。
フリーランス(英: Freelance)は、特定の企業や団体、組織に専従しておらず、業務委託により自らの技能を提供することにより社会的に独立した個人事業主である[1]。日本では法令上の用語ではないが、自由業または自由職業[2]とも呼ばれる。この形態により請け負った業務を遂行する人をフリーランサーまたはフリーエージェントとも呼ぶ。
Wikipedia
つまり、「会社には所属せずに自分で仕事を受注して仕事をする」
という仕事の仕方、働き方です。
保育士を辞めてフリーランスになって感じた働き方の違い
簡単に表にまとめてみました。
保育士 | フリーランス | |
就業時間 | 平日プラス土曜日(月2回程度) 7:30から18:30までのシフト制 | 特に決められた規定はなし 自分のタイミングで働ける |
働く場所 | 保育園 | 自宅・カフェ コワーキングスペース |
通勤 | 始業時間に合わせて出勤 通勤ラッシュだと満員電車に乗ることも | 自宅で仕事をする場合は通勤時間ゼロ どこかに移動するとしても 通勤ラッシュの時間を避けられる |
収入 | 固定給 | 自分次第で収入が変動 |
保育士は会社管理の中安定して働ける場。
フリーランスは自分が決めたことを自分の好きな場所で自由に働ける場。
どちらも責任のある仕事ですが、フリーランスの方が全て自分で行う必要があるために、全責任を担います。
また、保育士の時は保育園の利益など考えたことはなかったですが、フリーランスは自分の仕事次第で収入が変動します。
利益を出すためにはどうすればいいのかを考えながら仕事をしなければいけないことが大きな違いなのかな?と感じています。
フリーランスで働く4つのデメリット
1:収入が不安定
会社勤めの場合、月給が定められていて、毎月決められた額が収入になります。
しかし、フリーランスは仕事をした成果としての額が収入になるため、毎月決まった額が入るとは限りません。
発注を打ち切られてしまったり、体調を崩して仕事ができなかったり、個人的なトラブルで仕事を受けることが出来なかった場合はもちろん収入が減ります。
良くも悪くも自分次第で収入が変動するため、最初は特に我慢の期間になりそうですね。
2:生活リズムが崩れる
保育士をしていた時は、就業時間があるために
始業時間に合わせて朝起きて、日中働いて、夜は次の日のために早めに寝て、
と仕事に合わせてある程度規則正しい生活リズムが出来ていました。
それに対してフリーランスは仕事内容にもよりますが、自分の裁量で仕事が出来るために、
朝はゆっくり起きて、お昼から業務に取り掛かり、気づけば夜に。
決められた始業時間がなければ、終業時間もないために、いつまででも仕事が出来てしまいます。
「あともう少し…」を繰り返すうちに、寝る時間が遅くなってしまい、次の日の朝もゆっくりになってしまう。
という負のループになりがちです。
もともと朝起きるのが苦手な私はフリーランスになった途端生活リズムが崩れ、毎日グダグダでした。
しかし、それでは仕事の効率が悪くなってしまうと思ったので、
自分なりにタイムスケジュールを決めて仕事に取り組んだり、朝の時間にあえて仕事の予定を入れて朝起きなければいけないようにしたり、
生活リズムが崩れないための工夫をしています。
3:社会保険料が全額負担になる
会社に所属している場合は、健康保険や厚生年金・介護保険などを会社が半分負担してくれています。
必要書類や情報を提出すれば、手続きも事務員が全てやってくれて、
正直私は実際に自分で手続きをするまで、どのような仕組みになっているのかすら知らない方も多いのではないのでしょうか?
フリーランスの場合は社会保険類はまず自分で役所に手続きをしなければいけません。
そして支払いは全額。前年度の収入の額にもよりますが、会社勤めの時に比べると多い額になるので、負担は大きいと思います。
もし現在会社勤めで、後々フリーランスになろうと考えている方は給料明細の社会保険の欄を見て、
フリーランスになったらどれぐらい支払いがあるのか、計算してみてもいいかもしれませんね。
4:確定申告を自分でしなければいけない
フリーランスになれば、確定申告は必須です。
社会保険類同様、会社勤めの場合は勤務先で確定申告が行われるため、気にしたこともなかったことですが
個人で活動していくとなれば、収入や経費を自分で管理して、行わなければなりません。
便利な経理ソフトを導入すれば比較的簡単にはなりますが、それでもある程度は自分でしなければいけない業務なので少々めんどうな業務でもありますね。
フリーランスで働く4つのメリット
1:自分に合った働き方が出来る
フリーランスの醍醐味といえば、やっぱりこれですよね!
PCがあればどこでも仕事が出来るために、自宅やカフェなど、その日の気分に合わせて場所を変えることが出来ます。
自宅で仕事をする場合は通勤時間ももちろんないので、満員電車で始業前から疲れる日々からもさよなら出来ます。
また、決まった就業時間がないため、
「今日は夜に予定があるから朝早めの時間から仕事をしよう。」
「昨日飲みに行ったから、朝はゆっくり起きて昼から仕事をしよう。」
と、自分のペースで仕事をすることが出来ます。
2:仕事が選ぶことが出来る
会社員であれば、自分の業務に加えてやりたくない業務を上司から押し付けられるということもありますよね。
時間ばかり取られて特になにもきまらない会議なんて、本当にする意味があるのか?と思うことも多々あるのではないでしょうか?
フリーランスの場合だと、こちらから仕事をどんどん取っていかなければならないということはありますが、自分で内容を選んで仕事を取ることが出来ます。
自分の知識内の仕事をすることもあれば、これから知識を深めたいと思うような内容の仕事を選択することが出来
仕事をしながらスキルアップが出来ることはとても魅力的だと思います!
3:収入アップが期待出来る
基本的に固定給の会社員は、仕事量が増えたり、成果を上げたりしても大きく変わることがありません。
私がしていた保育士は、世間的にも収入が少ない職業で
業務内容は山ほどあるのに、給料は15万程度。
ある程度の生活は出来るけれど、何かを買う時は値札を見て自分の財布と相談したり、自己投資をしたくてもそこにかけるお金がなかったりと
やりがいはあるけれど収入が見合っておらず、我慢をたくさんしていました。
その点フリーランスの場合は軌道に乗るまでは大変な面はあっても
収入は自分の頑張りと比例して、報酬額がアップが期待されます。
頑張れば頑張るだけ、収入が上がっていくため、仕事を頑張るモチベーションにもなりますね!
4:人間関係に悩むことが軽減される
保育士という女性しかいない職場、いわゆる「女社会」の環境で仕事をしていた時
表向きは仲良く和気あいあいとした雰囲気に見えるようで
裏では女性特有の愚痴や偏見、性格の不一致、陰口等のトラブルが多々ありました。
正直、体力的なストレスよりも、人間関係によるメンタル的なストレスのほうが多かったように思います。
その面フリーランスでは、仕事の発注者がいるために誰とも関わらないで仕事することはできませんが
女社会の風潮はもちろんなく、トラブルに巻き込まれたり人間関係に悩むことが軽減されます。
この先輩に嫌われたらどうしようと気にすることなく、仕事に集中できるため、楽しく仕事をすることが出来るようになりました!
ここまではフリーランスと保育士の違いやメリットとデメリットを解説してきました。
私は自分のキャリアアップや働き方を考えて、最終的に出した答えがフリーランスでした。
それでは、なぜ私はフリーランスの道を選んだのでしょうか?
私がフリーランスを選んだ理由
私が保育士をしていた時、大好きな子ども達に関わりながら仕事をすることが出来て、とても楽しく、やりがいがある仕事だと思っていました。
しかし経験年数が増えるにつれ、任される仕事は増えていきましたが、収入は微々たる額しか増えませんでした。
やりがいはあるが、収入が伴わない。
そこが保育士を辞める大きな理由でした。
さらに、仕事の時間・場所が決められている保育士に比べて、
フリーランスはそれぞれ自分で決められ、自分に合った働き方が出来る点が魅力的に思い
フリーランスで働くことを選びました。
まとめ
今回はフリーランスで働くことのデメリットとメリットをまとめてみました。
会社員にしろ、フリーランスにしろ、どちらにも良い面悪い面はあります。
私は保育士を辞めてフリーランスになり、不慣れなことばかりで困惑することは多々あります。
それでも自分のキャリアアップのために新しい環境に飛び込んで、保育士の仕事だけでは知ることが出来なかったことを知り、経験することが出来て本当に良かったなと思います。
自分にはどちらの働き方が合っているのか、考えるきっかけになればいいなと思います。