楽しかった保育士時代。不満もあった保育士時代。たくさん悩んだ保育士時代。
いろんな思いの詰まった7年間の保育士時代のことを記録してみました。
保育士を目指した理由
気がついた頃には「保育士になる」という夢を持っていた私。その思いに至るまでのことを振り返ってみようと思います…

5歳くらいの時、妹が生まれて最初はお母さんを取られた!と怒っていたけれど
気がついたら妹のお世話をしていました。
親戚も自分より小さい子ばかりでお世話をすることが多く、日常的に小さい子と関わることが多かったように思います。
そこからなんとなくではありますが子どもと関わる仕事って楽しそうと思い
中学の職業体験も保育園を選び、高校の選択授業でも幼稚園に実習に行ける授業を選びました。
高校卒業後の進路を考える時には、3歳の頃からピアノを習っていたので、もっとピアノの勉強をしたくて音大に通うことも考えましたが、そこまでの技量はなかったので諦め、
子どもと関わりながら得意なピアノも使える仕事ってなんだろう?と改めて考えた結果
「保育士」という仕事を本格的に目指すことに決めました。
そこから短大で保育士と幼稚園教諭の資格が取れる所を選び、
「子どもと関わる仕事をする」ために、それ以外の選択肢はいっさい考えずに進んでいました。
念願の保育士生活

短大卒業後は0.1.2歳児までの保育園に就職しました。
子どもたちとの関わりは、もちろん一筋縄ではいかず難しい場面はたくさんありました。
それでも毎日子どもたちと関わり、この子たちが立派に育っていくために試行錯誤して
成長が見られた時は保育士同士や保護者の方と喜び合って、とてもやりがいを感じていました。
2•3年目となってくると「保育」が少しずつわかってきてどんどん保育士の仕事が楽しくなって、
どんどん保育士の仕事にのめり込んでいきました。
転職を考えだした5•6年目

キャリアについて考えだしたのは、保育士2年目の時に元保育士で転職した方から言われた言葉でした。
「保育士の仕事はいつでもできるで」
この言葉は私にとって衝撃を受けたと同時にどこか腑に落ちました。
「いろんなことに挑戦したい」という思いが根本にあった私が、何か他にもできたらいいなと考え出すきっかけでした。
でも、当時は保育士の仕事が楽しくなってきた頃で、行動にはしませんでした。
そこから5•6年目の時、周りが転職していくのを見て、やっと本気で今後のキャリアについて考えだしました。
とりあえず転職サイトに登録して、ざっと他の仕事を見てみたけれど保育士の他にやりたい仕事はなく
やりたい仕事がみつかるまで、保育士しとけばいいかとだらだら保育士を続けていました。
ただ!
やりがいはあるけど収入が足りない
これは、保育士になることを決めた時からわかっていたことですが、
保育士ってやっぱり給料が少ない!
経験年数を重ねていくにつれて責任と任される仕事は増えていくけれど、給料はほとんどあがりませんでした。
就職と同時に一人暮らしをしていたこともあり、もっと自由に使えるお金を増やしたいと
保育士の仕事終わりにバイトをしていた時もありました。
職場の規約では副業は禁止でしたが、バイト代は手渡しでの収入だったので、その点は気にせずに思いっきり働きました。
仕事終わりにバイトに行って、23時過ぎに家に帰ってきて、次の日はまた仕事に行って
と体力的には厳しかったけれど、その分自由に使えるお金が増えてそれはそれで満足していました。
辞めることを決めた7年目

だらだら保育士を続けて7年目クラス主任を任されるほどにまでなった頃
任される仕事と責任と不満は増えました。でも給料はさほど増えませんでした。
ふと思い出したのは「保育士の仕事はいつでも出来るで」という言葉。
歳を取ってからでも保育士の仕事は出来る。転職活動で失敗しても保育士に戻ればいい。
30代になってから全く未経験の仕事に転職するよりは、20代のうちに転職したほうがいいのでは?
何にも次にやりたいことは決まってないけれど、いっそのこと辞めてしまわないと私の性格上だらだら続けて、他のこともやっとけばよかったと後悔する!
と思って辞めることを決断しました。
これは私にとって人生でいちばん大きな決断だったかもしれません。
辞めると決めてからのことは別記事に書いていますので、ぜひそちらも読んで見てください。

まとめ
私にとって保育士は、憧れの仕事だったし、実際に保育士になってみて天職だと思ってました。
不満はたくさんあったけれど、大好きな子どもたちと関わって成長をそばで見守ることができて、やりがいはあるし大好きな仕事でした。
だけど、大好きな保育士の仕事を辞めて、短期での事務職で一般社会を知って、今はWeb業界のフリーランスになって…
だらだらと保育士を続けていた頃には考えつかなかった環境に変わって、大変なことはあるけれど、私はこの選択をしたことに後悔はしていません。
これからもたくさんの挑戦をして、いろんな経験を積んでいきたいと思います!